検査

各種検査のご紹介

各種検査

安静時心電図

安静時心電図

心電図(標準12誘導)は、心臓の筋肉が活動時に発生する微弱な電気信号を増幅して記録するものです。

波形の異常から心臓肥大、心筋の異常、不整脈がわかります。

循環器疾患ではもっともよく行われる検査です。

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心エコー検査

心臓は左右2つの心室と心房、逆流を防ぐための4つの弁から成り立っています。

心臓の大きさ、動き、心臓の筋肉や弁の状態、血液の流れなどが観察されます。最近は心臓の収縮力だけでなく拡張能力の評価にも用いられ心不全の診断に威力を発揮しています。

心筋症や弁膜症の診断だけでなく、治療経過や手術時期の判断に用いられ心臓病の治療にはなくてはならない装置です。

トレッドミル運動負荷検査

トレッドミル運動負荷検査

心電図モニターの監視下でベルトコンベヤーの速さと勾配を上げていきながら負荷量をあげて心臓に負荷をかけ、安静時には分からない狭心症変化や不整脈の診断を行います。

狭心症が疑われたときにまず行われる検査です。

不整脈の重症度評価にも用いれらます。

学校心臓検診で不整脈を指摘された場合には必須の検査になっています。
 

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ABI検査

この検査では、上腕と足に血圧測定用のマンシェットをまき、上腕と足の血圧を同時に測定します。
足のほうが上腕より少し血圧が高いのが通常です。
ABI(Ankle-Brachial pressure Indexの略)は、足の収縮期血圧を上腕の収縮期血圧で割った値で、この値が低い場合、足の動脈の一部分が狭くなっている可能性が高いことを示します。
ABIが1.0以上の場合は正常ですが、0.9以下であれば、足の動脈に病変があると断定できます。この数値が低いほど重症です。
ただし、糖尿病や慢性腎不全(特に透析患者さん)では、ABIが1.0以上であっても必ずしも正常だとはいえませんので、注意を要します。

 

スパイロメーター

スパイロメーター(呼吸機能検査)

肺活量や一秒量(一秒間に吹き出すことのできる空気の量)を測定します。
喫煙者(かってタバコを吸っていた人を含む)に多いCOPD(慢性閉そく性肺疾患)、気管支喘息、間質性肺炎の評価に必要です。
また息切れの原因が肺なのかどうかの判定にも有用な検査です。

in body

In Body(高精度体成分分析装置)

In Body検査とは体を構成している筋肉や脂肪量水分量の割合、腕と脚の筋肉がバランスよく維持されているかなどを測定します。
メタボの評価、筋肉が萎縮していくフレイルの程度が判定できます。
細胞外液量/全身の水分量の比率から異常な浮腫があるかどうか脱水状態を判断できます。
心不全でおきるうっ血状態を観察できますので浮腫が出てきた場合、正確な判断をするのに有用です。

 

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頸部血管エコー検査

頸動脈は脳に行く血管ですのでこの部位の動脈硬化性の狭窄は直接脳梗塞の引き金になりえます。
また頸動脈の状態は全身の動脈硬化を反映するといわれていますので治療効果の判定にも有用です。

CPX無人

CPX(運動負荷心肺機能検査)

心臓病の程度に合わせた運動量を決める検査です。
心電図、血圧、呼気ガス(マスクから採取します)を分析しその人にもっともあった運動量を決めることができます。
きつすぎる運動は狭心症を誘発したり、心不全を悪化させる可能性があります。逆に低すぎる運動量では心臓リハビリテーションの意義が失われます。
安全で有効性の高い有酸素運動量を決定できるので、心臓リハビリテーションを行う上でなくてはならない検査です。